きみが見つけた“もくもく”は、どうにも思い通りにはいかないもの。
大事に抱えていたくても無くならないようしまっておきたくても上手くはいかないし、付き合い方も丁度いい距離のとり方も難しい。
でも、“もくもく”はもくもくしたいだけだから、もし見つけたら「どうしたいのか」を一緒に考えてあげればいい。
ミカエル エスコフィエ・文
クリス ディ ジャコモ・絵
ヨシタケ シンスケ・訳
原題:Si tu trouves un nuage (仏)
薦めたい学年:読み聞かせ Level 3
読み聞かせにかかった時間:3分
「もくもくは そらと じめんのあいだで
きょうも もくもく してるんだ。」
英語版が見つからないので、ヨシタケシンスケさんによる翻訳にしか目を通せていませんが、この一文がとても気になりました。
もくもくは、大地に根をはるものでもなさそうですし、昇華したものとも言えないようです。 とにかく、手が届くようで届かない、そんなところに、もくもくもくもく、停滞する何か。
この抽象的な“何か”に、こどもたちはどんな具体的モノゴトを当てはめられるでしょうか。 授業で使ってみるのが楽しみです。 本文自体は容易ですが、内容から小学校3・4年生への読み聞かせをオススメします。
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