しばらくのあいだ離れ離れで暮らすことにはなっても、互いを想い、こころで話し、気持ちを伝え合いながら再会の日を迎えてからは、幸せな暮らしが始まったように思われたのだが、交通事故により、ランディと「ぼく」の生活は、唐突に終止符を打たれることになった。
生涯ランディに寄り添う約束をしていた「ぼく」は、空からその愛する象に届くよう声を掛けつづける、 「ランディ、パイ!パイ!」と。
※「パイ!」……タイの言葉で「(前へ)進め」
ごとうやすゆき・文
ミヤハラヨウコ・絵
薦めたい学年:読み聞かせ Level 2
読み聞かせにかかった時間:5分強
柳楽優弥さん主演の映画「星になった少年」としてご存知の方も多いのではないでしょうか。この絵本版は、ずいぶんシンプルな仕上がりになっています。
“日本初の少年象使い”として夢にむかって歩みを始めながら、はかなくも逝ってしまったその短い生涯を、お母様自ら綴られた作品です。
絵本の原案となった、同タイトルの単行本は、フリガナがついて小学生でも親しめるようになっています。
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