読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



ないた

ころんだり、けんかしたり、叱られたり……  悔しかったり、怖かったり、ときには嬉しかったりして泣いてしまう、ぼく。
赤ちゃんはすぐに泣くのに、お父さんが泣いているのは見たことがないし、どうぶつは鳴いているけれど、泣いていないのかもしれないし泣いているのかもしれない。
1日1回泣くぼくは、どうして泣いているんだろう。

大人気の絵本です。当塾では、これを読み聞かせたあと【具体と抽象】を意識しながら「わたしがさいきん泣いたこと」という作文を書き上げます。2年生になりたてのこどもたちとです。
絵本の中でも、主人公の「ぼく」が泣くことについてあれこれ考えごとをしていますが、それと同様、聞き手のこどもたちにもいろいろ思い出して、考えてもらいたい内容です。
読み聞かせだけなら未就学児に対しても可能ですが、もったいない使い方かなというのが正直なところです。

中川ひろたか・文
長 新太・絵

薦めたい学年:読み聞かせ Level 1
読み聞かせにかかった時間:5分以内


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