今回ご紹介したスズキコージ作の『サルビルサ』、手前味噌ながら、良いあらすじを書くことができたと思っています。はい、本当にああいった内容なのですもの。
意味不明な、おそらく存在しない言語による会話がイラストに添えられて、話が進んでいきます。
まじめに解説すれば、以下のようなストーリーです。
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獲物を狙い、みごと仕留めたのは、あちらとこちら、それぞれの方角から追ってきた兵士2名だったが、各々譲らず、彼らが互いの王にそのことを報告したことで、両国はすぐさま戦争を始めてしまう。
両軍入り乱れて争った結果、王たちが倒れると、兵士たちも散り散りとなり、そこには争いのもととなった仕留められた獲物が、手を付けられずに横たわっていた。
すると、その様子を空高く旋回し眺めていた怪鳥が一羽、舞い下り迷わず持ち去ったのだった。
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まさに漁夫の利!という内容ですね。
ただ、ここに改めて記したあらすじも、私の解釈でしかないということを忘れてはいけません。絵本にあるのは、あくまでも力強いイラストと、飛び交う意味不明な言語のみです。
推奨する学年として3・4年生を挙げましたが、当塾ではその学年のこどもたちにお話をつけてもらっています。抽象的なものに具体的なかたちを与えてみる作業です。
『サルビルサ』
スズキコージ・作
薦めたい学年:読み聞かせ Level 3 (男の子向け)
読み聞かせにかかった時間:5分以内
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