学校の皆が口をそろえて嫌いだと言うリマ豆がじつは大好物だったカミラは、仲間外れになるのがイヤで、偏屈な態度を取りつづけていた。
すると、ある時から、彼女の身体がさまざまな柄に染まるようになり、ストライプ模様に始まって星条旗柄、水玉…と変化を繰り返す中で、もともとの自分がどのようだったか思い出せないほどの姿になってしまう。
ふと彼女の前に現れた不思議なおばあさんの知恵によって、まず一つ、リマ豆の好きな自分を見つめ直すことのできたカミラは、それから一切、他の色に染められてしまうことのない生活を送れるようになったのだった。
デヴィッド=シャノン・作
清水奈緒子・訳
(原題:A Bad Case of Stripes)
薦めたい学年:読み聞かせ Level 3
読み聞かせにかかった時間:11分間
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