ある夏、ひどく怯えた様子で迷い込んできたキツネのような仔犬を、筆者は家族の一員とすることに決め、ルーカスと名付けた。
成長の記録を取りながら、その表情・しぐさ・行動などを観察していると、彼が捨てられる前の生活を想起してしまうことがあったり、犬種も分からない彼のルーツについて考えをめぐらせたりと、感動や心配が愛着といっしょに芽生えるように感じられた。
ルーカスを眺めて様々考えさせられるとき筆者は、彼が自分たちを“育ての親”として選んだのではないかと思うのだった。
特にペットを飼われているご家庭でどうぞ。
物語というよりも、日常の記録です。
山本容子・作
薦めたい学年:読み聞かせ Level 3
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