読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



おへんじください。

シャムさんに向けて出したお手紙の返事を、差出人のくろくんと一緒に待つことになったとらくんは、待てど暮らせど届く様子のない手紙にいらだち、返事を信じるくろくんとケンカまでしてしまう。
また、ようやく届いたシャムさんからの手紙に喜ぶくろくんを見ても、手紙の良さをちっとも知らないとらくんは呆れ顔。
ところが、気を利かせたくろくんから生まれて初めての手紙をもらえたことで同じ喜びを知ると、そのお返事のため、今度は自らペンをとったのだった。

山脇恭・文
小田桐昭・絵

薦めたい学年:読み聞かせ Level 1


     

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