1匹のクロネコに話しかけられ、その手に刺さったトゲを抜いて助けた悟が、お礼に何がほしいかと尋ねられ願ったのは「時間」だった。
しかし、クロネコが与えたのは、ただ何となく過ごせる余分な時間ではなかった。
いつもの友達によく似た子どもたちがいながら、日常の常識とはまるで違う異世界に迷い込んだ悟は、この世界で一番確かな“ダレカ”を探すことになったのだった。
一番確かなものとは、いったい何なのか。
仲間たちと進む冒険を楽しみながら、自分自身を少し離れたところから眺めることについても、いつの間にか考えさせられる物語です。
アドベンチャー、ファンタジーの入門としても薦めたい一冊。
岡田淳・作
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