読書も学びも積み上げていくもの



 読書も学びも、積み上げていくものです。
 各書籍の紹介ページに、「薦めたい学年」を記載しましたが、読書は何も焦る必要がないので、下から順に積み上げるように薦めてあげて下さい。 一生かけて良いものをゆっくり読んでいけばいいのです。
 「うちの子は読めるから」は多くの場合、過信です。 教室でこどもたちと接していても、入室当初から問題なく読書できる子は少ないもの。その上、きちんと矯正してあげなければ、いつまでも悪い癖が抜けません。 冊数と時間とを無駄に重ねてしまうというのが、一番怖いことです。
 ここに記した「薦めたい学年」を参考に、皆さまには適切な選書とお子様方への直接の本紹介そして、ときどき内容確認をお願いしたいところです。 まずは「当サイトの眺め方」をご覧ください。



おがわのおとをきいていました

ある小川を飛び越えようとして失敗したことのあるはなめんちゃんは、その日、リベンジを果たすつもりで、再び目の前に小川を見ていた。
とのさまがえるの邪魔が入ったり、キリギリスやフナたちから大小の声援を受けたりしながら、意欲をばねに変えていざ跳んだ彼女は、目指していた草原の上にころがっていた。
はなめんちゃんは、しばらくそこで、小川の音に聴き入ったのだった。

スズキコージ・作

薦めたい学年:読み聞かせLevel 2
読み聞かせにかかった時間:3分半


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